手書きペン対応の新型Kindle「Kindle Scribe」が発売

Amazonは、2022年9月28日に、手書きペンに対応した10.5型のディスプレイの電子書籍リーダー「Kindle Scribe」を発表しました。日本での発売は2022年11月30日で価格は47,980円から。

Kindle Scribeが従来のKindleと違うところ

Kindle Scribeは、Amazonの電子書籍リーダーKindleシリーズ初となる、専用ペンでの手書き機能に対応した電子書籍リーダーです。10.5型の大型ディスプレイとノート機能、メモ機能、ToDo管理などのステーショナリー機能が搭載されている点が従来のKindleと違います。

簡単に言えば「電子書籍リーダー + 電子メモパッド」がkindle Scribeです。

楽天Koboではkobo elipsaがほぼ同等機能の電子書籍リーダーとして先行して発売されているため、業界のトレンドにKindleが追随した形になります。

なお、10インチクラスのKindleは、9.7型のE Inkディスプレイを採用した「Kindle DX」以来となります。

Kindle Scribe

Kindle Scribeのスペック

Kindle Scribeのスペックを、これまで最上位モデルだったKindle Oasisと比較してみます。

スペックKindle ScribeKindle Oasis
画面サイズ10.5インチ7インチ
解像度300ppi300ppi
ストレージ8GB/32GB16GB/32GB/64GB
フロントライト25LED35LED
本体サイズ159 x 141 x 3.4-8.4 mm196 x 230 x 5.8 mm
本体重量188g433g
価格¥29,980〜¥47,980〜

画面サイズとそれに伴う本体サイズの違いは当然ですが、注目したいのはストレージと本体重量。

ストレージはこれまでは32GBが上限でしたが、Kindle Scribeで初めて64GBモデルが登場。漫画などをたくさん保存しておきたいユーザーにとっては朗報でしょう。

本体重量については、433gとかなり重く、同等サイズのApple iPadと同じくらいの重量になっています。これまで、電子書籍リーダーは同等サイズのタブレットよりも軽いことが多かったですが、Kindle Scribeについてはタブレットと同じ感覚で使うことになります。

価格については、47,980円からと見ると非常に高く感じますが、一つ下のサイズであるKindle Oasisの32GB広告なしモデルが34,980円ということを考えると、Kindle Scribeのコスパは悪くないと言えます。