Amazon Kindleの便利機能「Send to Kindle」を使いこなそう

Amazon KindleではワードファイルやEPUBファイル、画像ファイルを自分のKindleライブラリに追加する。「Send to Kindle(別名:Kindleパーソナル・ドキュメントサービス)」という機能があります。

「Send to Kindle」とは?

Kindle端末やKindleアプリでは、Amazonで購入した電子書籍やPrime ReadingやKindle Unlimitedなどのサブスクサービスで購読した電子書籍を読むか、Kindle端末に送信した電子書籍ファイルや画像ファイルを読むのが通常です。

しかし、「Send to Kindle(別名:Kindleパーソナル・ドキュメントサービス)」を使うことで、様々なフォーマットのファイルをKindle端末やKindleアプリで閲覧できるようになります。

Send to KindleはAmazonのサーバーにファイルを添付してメールすることで、Kindleライブラリに追加されます。また、Kindleで閲覧できる「Kindle形式(フォーマット)」に変換してくれる機能もあります。

「Send to Kindle」が対応するファイルのフォーマット・サイズ

便利な「Send to Kindle」ですが、対応するファイルのフォーマットやサイズには制限があります。

対応するファイルフォーマットは下記の通りです。

  1. Microsoft Word(.DOC、.DOCX)
  2. HTML(.HTML、.HTM)
  3. RTF(.RTF)
  4. Text(.TXT)
  5. JPEG(.JPEG、.JPG)
  6. GIF(.GIF)
  7. PNG(.PNG)
  8. BMP(.BMP)
  9. PDF(.PDF)
  10. EPUB(.EPUB)
  11. MOBI(.AZW、.MOBI)

概ねメジャーな画像ファイルと書籍ファイルに対応しています。逆に、エクセルやPSDなどの特殊なフォーマットには非対応です。

これらのファイルフォーマットのファイルを無制限に遅れるわけではなく、送信時に制限があります。

  1. 一度に送信できる添付ファイルは最大25点まで
  2. 承認済みEメールアドレスは最大15。
  3. 一度に送信できるファイルサイズは合計で50MBまで

ほとんどの場合はこれらの制限にかからないかと思いますが、挿絵などがあるPDFやMOBIファイルなど、ファイルサイズが大きい場合はZIPファイルに圧縮します。

「Send to Kindle」はどうやって使う?

ファイルを添付してメールを送信するだけ

「Send to Kindle」の使い方は簡単です。

Kindle端末やKindleアプリを使っていると、実はAmazon側が自動で「xxx@kindle.com」というメールアドレスを発行しています。このアドレスに対してメールを送信します。

自分のkindle.comメールアドレスは、Amazonのパーソナル・ドキュメント設定から探すことが出来ます。

メールアドレスを確認したら、その宛先にライブラリに追加したいファイルを添付してメール送信するだけです。とても簡単ですね。

メールを送信してライブラリに追加がされると「パーソナル・ドキュメントのライブラリへの保存完了 のお知らせ」という自動送信メールが届きます。自動送信メールが届く前でも、Kindle本体などでライブラリを更新すると、ドキュメントが追加されることもあります。

ドキュメントファイルをKindle形式にする場合は件名に「変換」と入れよう

もしドキュメントファイルをそのまま取り込むのではなく、Kindle形式に変換したのであれば、メールの件名に「変換」と日本語で入れるだけでOK。

Amazonサーバー側が自動で変換してライブラリに追加してくれます。

同じ名前のファイルを複数回送信したらどうなる?

社内の書類のアップデートなどで、書類のファイル名が同じということはよくあります。

「Send to Kindle」では、同じ名前でファイルを追加すると「同じファイル名の電子書籍ファイルが複数登録される」という仕様です。

ですので、同じファイルを送信する場合は、後述する「パーソナル・ドキュメントを削除する」方法で、古いファイルを削除しましょう。

登録したドキュメントをライブラリから削除する方法

一度ライブラリに登録したドキュメントは、Kindle端末やKindleアプリからは削除が出来ません。

下記のページから削除をします。

コンテンツと端末の管理

デフォルトの一覧は購入した書籍になっているので、「表示」のプルダウンから「パーソナルドキュメント」を選んで自分のドキュメントを表示させてから、削除をします。