Kindleや楽天Koboはブルーライトを出している?

目に優しいとされるKindleや楽天Koboなどの電子書籍リーダー。本当にブルーライトは照射していないのか、構造などを踏まえて解説します。

バックライトモデルはLEDからブルーライトは出ている

Kindle Paperwhiteや楽天Kobo gloなどのライト機能付きの電子書籍リーダーは、LEDライトを使っているためブルーライト自体は照射されています。

逆に、旧世代の無印Kindleなど、ライトがない電子書籍リーダーは、LEDライトがないためブルーライトを出していません。

構造的にブルーライトは少ない

Kindleや楽天Koboもライト機能を搭載したモデルはブルーライトを発しますが、構造的に液晶ディスプレイよりもブルーライトの量は少なくなります。

というのも、E-inkディスプレイを使った電子書籍リーダーは、画面の前面から画面上下に向かって照射しているため、ユーザーの顔に向けてブルーライトは照射されません。もちろん、画面からはブルーライトは出ていますが、微量とされています。

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一方、スマホやPCのディスプレイは「バックライト」という名前の通り、ディスプレイの背面から光を照射するため、ユーザーの顔に目掛けてブルーライトを照射します。

そのため、スマホやPCのディスプレイは見ているだけでずっとブルーライトを浴びている状態になるわけです。

ライトの明るさを低くして使えばベスト

電子書籍リーダーは、ライトを強くする見やすくなるため、ライトを強くしてしまいがちですが、なるべく電子書籍リーダーの明るさは抑えておいて、部屋の明かりが電子書籍リーダーの画面にあたるようにすると、ブルーライトを軽減することが可能です。

特に、昼間は太陽の明るさがあれば、明るさを0にしていても、意外としっかりと読むことができます。明るさが0の時は、電子書籍リーダーはLEDライトを使っていないため、ブルーライトも発しません。

夜に電子書籍リーダーを使う場合はそうもいきませんが、紙の本と同じようになるべく画面に明かりがあたるようにして使えば、明るさはかなり抑えて使うことができます。