本を読んで運動不足解消!健康的に読書する方法

ちょっとした工夫をするだけで本を読んで運動不足解消することが可能です。今回は、健康的に読書する方法をまとめました。

消費カロリーは小さいけど、まずは立ち読みから始めよう

一時期、主にシリコンバレー系のベンチャー企業で流行したこともあって、日本でもデスクワークを立ち仕事にする「スタンディングデスク」が人気となりました。当時は、「立ち仕事にすることで消費カロリーが2倍!」などと言われていましたが、実際にはそこまでの違いは無いようです。

2018年に欧州予防心臓病学ジャーナルに掲載された分析によると、デスクワークを立ち仕事にした時の消費カロリーの差は、男性でおよそ0.19kcal、女子でおよそ0.1kcalだったそうです。とても2倍にはなりません。

塵も積もれば山となる

しかし、読書の時間を考えてみると立ち読みのメリットがわかります。

日常のちょっとした立ち作業とは違って、読書はまとまった時間で行うものです。日常的に読書をする人は毎日数時間読書をするという人も多いでしょう。

紀伊国屋のオンライン書籍ストア・hontoの調べたところによると、平均読書時間は最長の20代男性で39.1分。最短の40代女性でも25.5分だそうです。

あなたの読書時間、世の中と比べてみませんか? | honto

1日にすると短いですが、期間を長くするとどうでしょうか?

期間時間消費カロリー
1日40分0.12kcal
1週間280分0.84kcal
1ヶ月1200分3.6kcal
半年7200分21.6kcal
1年14400分43.2kcal

毎日40分の読書だとしても、年間で43.2kcalの消費カロリーが違ってきます。43.2kcalというと板チョコレートの1/7くらいのカロリーなので微量ではありますが、読書時間が長い人、例えば毎日3時間読書する人なら、読書だけで年間100kcal以上消費することができます。

適度に体を動かせば消費カロリーはさらに増える

今回の調査結果は「体をほとんど動かさない」という前提でしたが、読書の場合はデスクワークと違って軽い運動をプラスできます。

例えば、屈伸運動を入れてみたり、少し歩いてみたりするだけで、消費カロリーはグッと伸びます。慣れてきたら、ストレッチを入れてみたり、ヨガのポーズを入れてみたりすると、さらに消費カロリーを増やすことが可能です。

本格的に読書と運動を組み合わせるなら、ウォーキング機器などで歩きながら読書すれば、読書1時間で200kcal以上、年間で7万kcal以上も消費することも可能です。こうなってきたら、日常の読書時間が運動時間になります。


健康的に読書する方法をみてきました。

読書はインドアな趣味で、体が鈍ってしまいがちですが、適度に運動を組み合わせることで、読書を楽しみつつ、運動不足の解消にもなります。

普段運動不足に悩んでいる方は、ぜひトライしてみてください。